「俺にもプライドはあるんだ」
拘束されて、恥ずかしいことをされて、もっともっと恥ずかしいことをされそうになって、あなたは屈辱に震える顔で言ったわね。
なにを寝ぼけたことを。
そんなこと言いながら、ほんとうはもっといじめて欲しいくせに。
その証拠に、あなたさっきよりもいやらしい顔になってる。
嘘をつくなんて、悪いお口ね。
そんなお口はいらないから、塞いでしまいましょう。
・・・これでもう、嘘はつけないわね。
あなたの饒舌な目や、吐息や、身体や、コレは、嘘をつかないもの。
こんなに涎を垂らして、なにがプライドよ。笑っちゃうわね。
そのちいさなプライドを、わたしが粉々に砕いてあげる。
あなたの知性も理性も、わたしにとっては要らないものだから。
あなたがわたしに屈するのに、邪魔なものだから。
知ってるのよ?
あなたがそうして欲しくて、わたしに会いに来たこと。
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