正座したままギュウギュウに縛られたM男の目の前に、私は足を差し出す。
まともに身動きも取れないくせに、M男は体をくねらせて舌を伸ばし、私の足の裏に吸い付いて来た。その姿は、まるで餌を求めて必死に池から身を乗り出す鯉みたい。
「ほ~ら、ごはんの時間よ?」
ようやくありつけた餌に夢中で、どうやら私の言葉も聞こえてないみたい。
M男は前歯と舌を器用に使いながら、一心不乱に私の足の裏に溜まった角質を刮げとっている。
「全部綺麗に食べるのよ?残さず食べたらご褒美をあげるからね。」
私はゆったりと背もたれに体を預けると、M男の足の間に目を遣る。だらだらと涎を垂らしながら縄の間から顔を覗かせる私のオモチャを眺めながら、食後のお楽しみのことを考えていた・・・
・・・な~んてことを、昨日お風呂でせっせと足のお手入れをしながら妄想しておりました。
皮膚が柔らかいせいか、ハイヒールで歩き過ぎか、はたまたM男を踏み過ぎなのか。足の裏がすぐ固くなってしまう私。
もちろん毎日こまめにケアはしているし、たまにはフットケアサロンにも行っている。それでも全然自分の足裏に満足いかない・・・だって女の子だもの!ぷにぷにの足の裏でいたいんだもの!
こんなドクターフィッシュみたいなM男がいたら、愛用するのになぁ。
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