「好きなプレイはなんですか?」と聞かれると、ついつい派手なプレイ(というか、体液プレイや人間性剥奪などの大きなジャンル)を挙げがちですが、地味に好きなのがHOM(Hand Over Mouth)です。手で口を塞ぐことですね。
単純に叫び声や呼吸を抑えるのはもちろん、立場の違いや主導権の在り処を示すためや「抗うことは許さないよ」というサインとして行うこともあります。
そういえば日本語では、この行為をズバリと表す言葉がありませんね。確かにこのプレイを名指しで希望するのは海外の会員さんが多いし、HOMのフェチサイトや動画なんかも簡単に見つかる。
なんでだろう、日本だと猿轡(ギャグ)のほうが人気なのかしら?それとも何もされないで耐え忍ぶのが好きなの?むしろ叫びたいとか?・・・これは研究の余地アリですね。
監禁・誘拐系ストーリー・プレイにはHOMが欠かせません。その際にはレザーやラバーのグローブを着けたくなるわね。
罵倒+HOMとか、スモーキング・プレイ+HOMとか、スパンキング+HOMとか・・・何かをしながら併せて口を抑え込むのが好き。手で口を塞ぐことによって、マゾの感じる惨めさや恐怖が増幅されているように感じます。そして、わたしの手のすぐそばで瞬く怯えた眼を覗き込むときに、わたしはこの上ない快感を覚えるのです。
とあるシティホテルの一室を訪ねたおりに、そこに滞在しているガイジンM男くんが言った。
「ごめんねー、メッシーで!」
それを聞いたわたしは、なんだか腑に落ちない気持ちがしたのです。たしかにそのお部屋には衣類や本や使ったタオルが散乱していて、贔屓目に見てもきれいだとは言い難かった。でも、メッシーって感じじゃなくない?
わたしにとっての「メッシー」は、どろどろのぐちゃぐちゃで、汁っぽくて、汚くて、そしてとっても興奮する状況を指す言葉なんだ。
そんなわけで、今日はWAMのおはなしです。
WAM(Wet and Messy)は文字通り、濡れて汚れてハアハアするような性的嗜好。泥、絵の具、生クリームや卵やチョコレートなどの食物を頭から被ったり、かけられたり、まみれたり・・・
ウェット&メッシー (Wikipedia)
SMクラブを訪れるWAMフェチはそんなに多くないけど、わたしはプレイに取り入れるのが好きです。ぐちゃぐちゃに汚れて、人間の顔を失っていくのを見るのが好き。わたしの脚に垂らしたクリームをきれいに舌で掃除させたり、咀嚼した食べ物をローションの代わりに使ったりするのもWAMに含めれば、相当やっていますね。
わたしの体液で汚すのも好き。
拘束して、バスタブに押し込めて・・・頭のてっぺんから爪先までまんべんなく汚された惨めなおまえを上から眺めるわたしは、きっとギラギラしたサディストの眼をしている。
(あんまりする機会ないけど、着衣メッシーも大好き!)
| Home |