久しぶりに来たと思ったら、要望するプレイのスタイルがガラッと変わっているマゾとプレイすることがある。
以前は血が滲むまでスパンキングされてたくせに、急に「あの、今日は痕の残らないプレイで」って言い出してみたり。言葉なんて通じないグズグズの人間以下のド畜生だったくせに、「お話しするだけで良いんです」なんて言い出してみたり。便器になりながら射精したあとに、かつてないくらい罪悪感たっぷりの顔をしてみたり。
そういうとき、敢えて突っ込んだことは聞かずに黙っているけど、なんとなく察しています。単純にブランクがあって気弱になっているだけの場合もあるけど、大抵の場合は「結婚したor恋人が出来た」なんだよね。
プレイが終わってお喋りしてるときに、マゾがふとそれを洩らすことがある。「本当は、前みたいにガンガン鞭で打たれたいんですけどね・・・」。
かわいそうだけど、どこかは妥協しなければいけないね。平気な顔してプレイ痕やプレイ後の高揚を隠し通すことができないなら、いままで通りのプレイをすることは難しい。
「七さんの家族や恋人は、これ(女王様業)知ってるんですか?」
マゾに聞かれることが、たまにある。家族どころか・・・わたしは、ほとんどの友達にですら、女王様やってることどころか変態性癖持ってることすら話していない。これからも言う気もないし、カムアウト出来なくて辛いと思ったこともない。
だって、そんなの公言する必要ないもの。
昔の恋人には、わたしは全てを隠して接していた。怪しいお道具やコスチュームや、変態であることがばれないように気を使っていた。うっかりSM的なことをしちゃうこともあったけど、うまく隠しおおせていた・・・と思う。それは大して難しいことではない。ただ、「隠し事をしている」という罪悪感はもちろんあるけど。
変態性欲なんて、持っていない人からしたら理解できるものであるわけがない。だからわたしは、無理に理解してもらおうとは考えません。家族や恋人はもちろん大切だけど、全てをさらけ出す必要は無いと思うのよね。
今回は「家族や恋人について書いてください」というリクエストでしたが、ちょっと方向ずれちゃったかな?
わたしたちの匂い、ちゃんと嗅ぎ分けられる?
部屋に散らかったお靴をおまえの舌で磨いて、正しい持ち主のところに持って来てちょうだい。・・・もしも間違えたら、酷いお仕置きをしてやらないとね。それと、ちゃんと匂いを覚えられるような再教育も。
犬なんだから、匂いなんて覚えられて当然でしょう?
愛玩犬にもなれないおまえを使いながら、調教プランを考える。そんな昼下がり。
| Home |