反省文。
最近、本気を出していませんでした。
というか、本気でやっていたつもりになっていましたが、わたしの本気のレベルが低すぎたように思います。
「理想の女王様像」というのがわたしの中で出来上がってしまっていて、それに近づくための努力ばかりが先行していたみたい。そもそも今のわたしの力量でそのレベルに到達するのは難しいと思うし、どうすれば理想に近づけるのかもわからないのに。
先日アマルコルドで、どえらい魔女に会いました。
醸し出すムード、お話するときに選ぶ言葉や動作のひとつひとつ、優しいのに力強い視線・・・とにかく只者ではない感じがビシビシ伝わってくる彼女を見て、思いました。
ああ、なにを鼻糞みたいなことで悩んでいたのかしら、と。
どうすれば上手くいくのかを考えるよりも、感じたことを信じて突き進めばいい。自分の妄想を実際のセッションが越えられないなんて、つまらな過ぎる。目の前に傅くマゾを見て、感じて、そして「殺して」はじめて、ああいう魔力が身に付くのでしょう。
さあ、やる気が出てきました。
もうなんにも考えません。
せっかく面白いところに身を置いているんだから、全力で面白がろうと思います。
もしも失敗してしまってもフォローしてくださる皆さんや、それでも付いて来てくれるマゾどもがいるんだから。
拘束されて動けないヒトを目の前にすると、物凄くいじわるな気持ちになってしまう。
さっきまで自由に歩き、器用に手を使ってお茶を飲んだり物を食べたりし、人間的な活動をしていたというのに今はこの有様。床の上で不様に体をくねらせ、だらしない呻き声を漏らすしか出来ない・・・こんなの、同じにんげんだとは思えない。
わずかな視界と呼吸だけが与えられ、蛆虫みたいに床に転がったおまえの目の前にわたしはエナメルのハイヒールの足で立つ。ラップでぐるぐる巻きにした不細工な頬を踏みつけ、皮膚感覚の鈍った乳首をヒールで押し潰し、柔らかな腹にハイヒールの爪先をめり込ませる。
わたしはおまえに好きなように触れることが出来るのに、おまえはわたしに触れることすらできない。自由な手も足も持たないおまえは呼吸とわずかな声、それと持ち主の無力さに反して存在を誇示する、醜い触覚だけでしか表現することができない。
たとえ虫けらみたいに踏みつけられても、柔らかな肉で押し潰されても、半開きの口に排泄物を注がれても、おまえは逃げることができないのよ。おまえが許しを乞う涙を流しても、皮膚呼吸を遮られて汗まみれのおまえの涙は、わたしに認められることなんてないのだから。
最近、ラッププレイがしたくて仕方が無い。
もともと好きだったマミーだけど、相手も相当好きで無い限り、最初から最後までミイラ状態でプレイを進めることはない。
薄いラップで全身をギュウギュウに圧迫されながら堕ちていくプレイ、いいと思うんだけどなあ。真夏だったらキツイかもしれないけど、いまからの時期は気持ち良いと思うんだけどな。
ニューヨーク女王様に教えてもらったSMショップへ。
いままで何度かニューヨークのSMショップを訪れてみたことはあるんだけれども、ゲイ向きのお店しか見つけることが出来ませんでした。コスチュームも大きいし、ディルドも大きいし、いろいろハード過ぎるし・・・
今回訪れたお店は、SMグッズというよりも「女王様用グッズ」のお店。
フレンドリーな女性オーナーと、店内にレザーの工房を設けてグッズを作っている女の子(パンクな見た目に反して超親切)・・・そして老いも若きもプロも素人もグッズを買いに訪れる、素敵なお店でした。
(まだタグが付きっぱなしなのはご愛嬌)
・・・で、気付けばこんなに買ってしまいました。
見たことのない物も買えて満足!ラバーの鞭(ほんっとーに痛い)と変わり一本鞭は、既にお気に入りになりつつあります。写真にはないけど、件の女の子の手作りの首輪なんかも買ったよ。
使うのが楽しみ!!!
帰る前にもう一度くらい行ってしまうかもしれないなあ・・・そして、帰りにスーツケースを開けられないことだけを切に願うなあ。
実はニューヨークに来ています。
いろいろなご縁があって(長いから割愛)、ニューヨークの女王様のスタジオにお邪魔してきました!
ティファニーとかでおなじみのあの通りの、かなりコージーなエリアにある素敵なビル・・・の中に、こんなお城があるなんて誰が思いましょうか?
暗くて分かりにくいわね?
真っ赤な壁と絨毯のお部屋には素敵な革の鞭打ち台やベッド、壁には鞭が並んでいます。
やはり革製の、開脚で拘束出来る椅子・・・と、そこにかかっているのは真っ赤なカーディナルのコスチューム。カーディナルってなんぞや?と思っていたら、枢機卿のことなんですね。一緒にプレイしたのはフランス人とアメリカ人なんだけど、神聖な枢機卿を冒すというのは相当興奮するファンタジーみたい。
こちらは別のお部屋。
すこしかわいらしい感じのこちらのお部屋にも、いくつかの拘束台やベッドがあります。
実はこのスタジオ、女王様の自宅なんですって!
自分でこんな素敵なお部屋を持ったなんてすごいね!って言ったら、「大変だったのよ~、何度も内装屋さんと喧嘩したり(やっぱりこういうイメージは、普通の人には伝わりづらいみたい)仕方がないから自分で壁を塗ったり・・・あとプレイしてたら上の住人から苦情がきたりもするしね」って笑っていました。
それにしても、帰ったら縄と英語を勉強しなおそうと思います。
「すごい!やっぱり日本のSHIBARIはクールね!」
って褒められて少し後ろめたい気持ちになったのと、外のSMに触れてみてあらためて日本のSMの良さがわかったから。
(たぶん続く)
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