「それ、持ってる意味あるの?」って呆れられる程、私のバッグは小さい。
お金(お財布はかさばるから、生で)と携帯と煙草と鍵、お化粧直しはしないから、リップクリームくらいしか入れていない。それさえ面倒なときは、ジーンズのポッケにお金と携帯を入れて、ウエストの部分に煙草を挟んで歩いたりもする。たまに「アレ持ってくれば良かった!」って悔やむこともあるけど、それ以上に大きな荷物を持ち歩くのが嫌いなのだ。セクシーじゃない気がして。
そんなわたくしも、シオラに通う時には頑張って大きなバッグを持っている。着替えとかネタ帳とかパソコンとか新しいお道具とか、とにかく荷物が多いのよね。
セッションの際には大きなプレイバッグを持って参上するのは、みなさんもご存知よね?プレイに関しては、出先で「アレがない!」ってなるのは絶対にイヤだもん。夢と希望と秘密のお道具がパンパンに詰まったプレイバッグ、おまえで遊ぶためだもの、ウキウキしながら持って行ってるわね。
・・・そんなプレイバッグの中身を、一切使わないセッションをしました。
言葉で、視線で、指先で、体液で、匂いで・・・私の存在だけで、陵辱し支配してゆく。からだひとつで、私はおまえの五感を弄ぶことが出来るのよ。
もっと怯えれば?でも、どんなに怖くても目を逸らすことは許さないよ。おまえがちゃんと私を見て、私の言葉を聞いて、私を感じさえすれば、おまえを私のモノにするなんて容易いことなの。怯えようが怖がろうが、おまえは私の言いなりになる運命なんだよ。
おまえはもう、逃げられない。
白目を剥いて感じてる彼以上に、私の脳みそは気持ち良くなっていた。
私から逃げたら、殺すとさえ思った。
CBTとか鞭とかお道具開発も好きな私だもの、いろんなモノを駆使して遊ぶのは大好き。対して、私の脳みそだけで弄ぶのはとってもセクシー。いつでもどこでも、遊ぶことが出来るからね。私とおまえさえいれば。
いっぱいあるのも嬉しいし、ミニマムなのもまた贅沢。
うーん、モノが溢れている現代を象徴するかのような・・・
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