体罰とストッキングが好きだという碧い目の彼は、とっても恥ずかしそうに待ち合わせの場所に佇んでいた。
「はじめまして」と自己紹介をしながらも、決して私と目を合わせようとしない。どこに行こうか?なにか希望はある?何を訊いても彼は「任せます・・・」と呟くだけ。
ディスカッションの間も終始恥ずかしそうにうつむきながら自分の性癖をボソボソと語り、シャワーから出て来た彼に唐突にビンタをお見舞いしてやっと、彼は私を見た。
彼は殴られて、笑っていた。
くっきりとミミズ腫れが出来るくらいにケインで打たれても、黒いストッキングの足で股間を思いっきり踏まれても、休みなく頬を打たれ続けても、彼はニコニコ笑っている。
「なにニヤニヤしてるの?こんな痛みじゃ足りない?」
私がそう訊くと、彼は子犬みたいに濡れた目で、やっぱり笑いながらこう言った。
「だって嬉しいから・・・」
キューーーーーン!!としてしまいました、不覚にも。
嬉しいから笑う、というシンプルなことが、こんなにも心を動かすなんて。
私まで嬉しくなってしまったので、とことんいじめ抜いてあげました。
ちなみにこのセッションには、ジェシカさんが見学にいらしてました。
最初こそ「なにをしたらいいのか、全然わからないんです・・・」なんて気弱なことを言っていたジェシカさんですが、私が正座させた彼に足へのご奉仕をさせて楽しんでる最中ふと見ると、ケインを手に彼の背後でスタンバイしているジェシカさんの姿が・・・
図らずも、快楽と痛みに同時に責められるというプレイになりました。
ジェシカさんも、やっぱりニコニコしていました。
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