「放置プレイ」という言葉は、今日びSとかMとかいうのと同じくらいに一般的に使われている。
先日、女子数名でキャッキャとお酒を飲んでいたときのこと。
最近鬱陶しいので疎遠にしている男子からの着信があった。面倒だから出ないよと、テーブルの上でブルブル震える携帯(複数回)を無視してお喋りを続ける私に友達が言った、「うわあ、酷い放置プレイだね~」。
これは「放置」ではなく「無視」なんだけどなあと思いつつ、放置プレイについて考えてみた。
「放置プレイ」とひとくちに言っても、確かにそこには「無視」も「焦らし」も「拒絶」も「間合い」も・・・様々な要素が含まれる気がする。なぜ放置されるのか、どうやって放置するのか。理由や効果がきちんとないと、(一部の「完全に空気みたいに扱われたい」人以外には)それはただ醒める時間になってしまうもんね。
かくいう私は、放置プレイが好きだ。
例えば視界と声を完全に奪って柱に縛りつけ、これから何をされるのかを想像して勝手に震え始めるマゾを見ているのが好きだ。人格を徹底的に無視して、家具やオブジェにするのも好きだ。
先日のマリアさんとのダブルス。拘束したM男に目隠しをし、さらに部屋の灯りを落として放置したままわたしたちはお道具を準備し始める。視界を奪われたぶん、彼の耳がとっても敏感に働いているのはわかっている。カチカチ鳴る金属の何かや、荒々しく床に置かれる何かの重い音に心を震わせているだろう。だからこそ、わたしたちは口頭でのコミュニケーションは取れない。だって、ネタを明かしてしまったら面白くないもの。わたしたちはコツコツとヒールを鳴らしながら支度をする。凶悪な鞭やケインを素振りし、蝋燭に火を灯し、ときどきクスクスと笑いながら、拷問を始める支度をする。蝋燭だけが灯る暗い部屋の中でも、恐怖でマゾの血を震わせる生贄の姿がはっきり見えていた・・・
(そのときの写真。マリアさん、ありがとうございました!)
なんだか取り留めもないエントリになってしまいましたが、最後にお知らせ。
明日10月2日(土)、臨時出勤します。
16時~20時半受付までと短めですが、たまの土曜日登校なのでお時間が合えば。
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