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なんの穴かはナイショ
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先日「魔女の宅急便」のDVDを買って、久しぶりに観たんだけど・・・

「まじょたく」を観てないひとにはなんのことやら分からないだろうから読み飛ばしてください。


魔女の宅急便 [DVD]魔女の宅急便 [DVD]
(2001/06/08)
高山みなみ佐久間レイ

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宅急便の仕事の枠を超えてまでお手伝いしたパイ作り、それは孫に温かいお料理を届けたいというおばあさんの気持ちに心動かされてのことだった。

トンボとの約束の時間に間に合わないかもしれないのに、雨の中必死に出来上がったパイを届けに飛ぶキキ。おばあさんの気持ちを無駄にしたくないから。おばあさんのパイを喜ぶ孫娘の顔を見たかったから。

なのに、届けたパイを見た孫娘はこう言った。
「またおばあちゃんからパイが届いた~、わたしコレ嫌いなのよね!」


・・・このシーンを観て、子供だったわたしは言葉にできない不思議な気持ちになったものです。「かわいそう」でも「むかつく!」でもない微妙な気持ち。でも、大人になって見返していま、その気持ちの正体がわかった。

報われないって、イイ!


一生懸命やれば叶う!みたいなのが子供のころから嫌いだった。つれない女に献身的に尽くして最終的に愛を勝ち取るとか、必死に頑張って大きな変革をもたらすとか、そういう美談が嫌いだった。

だって一生懸命やるのって、自分が気持ち良いからでしょ?

こうしたら喜んでくれるだろうとか、自分はこんなに頑張っているんだから褒めてくれるだろうとか、そんなのは相手のことを考えない自分勝手なエゴに過ぎないんだ。


それでも報われたいのなら、ひたすら尽くして待ちなさい。

振り回されても、酷い目にあっても、無視されても、嫌われても、ひたすら自分を犠牲にして耐えなさい。自分の気持ちよさがなくなってしまうほど、その身を削って尽くしなさい。運がよければ求めるものを手に入れることが出来るだろうし、叶わなかったらそれまでの話。



・・・こんなこと書いたけど、わたしは魔女の宅急便が大好きです。



[ 2010-06-18 (Fri) 16:14 ]  
   Category:ふつうのはなし