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なんの穴かはナイショ
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いままで鞭についてここで書いたことは無かったように思えますが、それはひとえに「鞭というツールが及ぼす影響は、非常に言葉に表しがたい」からに他なりません。

ブログに書かないので「七さま、鞭はお嫌いなんですか?」と訊かれることもありますが、どちらかというと鞭は好きな方だと思います。では、鞭のどんなところが好きか?・・・それすらも、うまく言い表すことができません。


意外に思われるかもしれませんが、わたしは人に痛みを与えることで興奮を覚える種類のドミナではありません。興奮や服従を追い求めた結果として痛みを伴う場合はありますが、痛みを与えること自体が好きなわけではない。


鞭を打っていて、自分が鞭を握っている感覚を失う事があります。自分の肩甲骨のあたりから先がすべて鞭になってしまったような、もしくは鞭の先までが自分の腕になってしまったような・・・そういう感覚は自分でスイッチを入れて得られるものではなく、ほんとうに偶然にやってくる。

そんなとき、打たれているマゾを見遣ると(もちろん鞭を打っているわけですからずっと見ているし気遣ってはいるけど、もっと内面を見る感じ)、肉体の内側と外側を隔てている皮膚が取り払われて、内側からなにかが滲み出ているような感じがする。そしてわたしの鞭の先から、なにかが沁み込んでいる。


そこまでいくと、マゾ自身が鞭好きだろうが鞭嫌いだろうが関係ありません。はじめて一本鞭を受けるマゾだろうが、痛いのが苦手なマゾだろうが、関係ない。逃げるどころか体を動かす機能を失ったかのように、ただひたすらわたしの鞭を受け入れ続ける。

そんな鞭が打てたマゾには「七さま、鞭がお上手ですね」と言われます。実際、わたしより鞭の上手な女王様はたくさんいらっしゃると思いますが、スキルやツールではなく、いちばん大切なものは「感覚」なのでしょうね。


長々と書いた上にやっぱりうまく伝えられませんが、わたしが気持ちいい鞭は、こういう感じ。脅すための鞭やセンシュアルな鞭もそれはそれで結構ですが、どうせなら気持ちのいい鞭を打ちたいわね。


[ 2012-11-19 (Mon) 19:20 ]  
   Category:シオラーズ共通テーマ