厳重に、彼の動きを封じ込めていく。
腕はミイラのように胸の前でクロスさせたまましっかりと固定し、足は二本をひとまとめにした後、更に折りたたんでぐるぐる巻きにまとめる。
もちろん、声も視界も奪う。
分厚く何重にも巻かれたストレッチフィルムからは、ふたつの孔だけがかろうじて覗いている。その頼りない呼吸だけが、おまえに許された生き物としてのただひとつの行為。
ただの置物になったおまえで、どうやって遊ぼうか。
体も動かせない、口もきけない、何の反応もない、ただ息をするだけのおまえのことを、人間だなんて思えない。鼻だけがついている、ただのオモチャ。
じゃあ、その鼻をいじめてやろう。
惨めに転がったおまえの鼻の上に、私はゆっくりと跨って・・・
そんなわけで、ラップ責めブームはまだまだ続いています。
| Home |