精神だけではなく、おまえの肉体のポジションもわたしの下。
ある日のダブルス、かわるがわるマゾをベッドにしながらの戯れ。
全身でわたしの重みを受け止め、全身でわたしの温もりを感じ、呼吸すらもわたしのにおいで封じ込められる。否が応でもわたしの存在を感じさせられる。
わたしも、おまえを感じているよ。緩やかに膨らんだり萎んだりを繰り返すおまえの生きている証を、だんだん熱くなっていくおまえの身体を。
ヒールをぐいぐい喰い込ませての厳しいトランポリンだって、耐えられるよね?だっておまえは、いつもわたしの下にあるべき存在なんだから。
くっきり残ったヒールの痕をさすると、おまえは「ああ・・・」と声を漏らした。解放された安堵から?ううん、肌に残ったわたしの痕跡が嬉しかったんだよね。そのしるしが無くなるまでは、おまえの身体はわたしに支配されていることを忘れられないよ。
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